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日本映画「問題のない私たち」

問題のない私たち pic
「問題のない私たち」(amazon)
2004年 98分
原作:牛田麻希
監督・脚本:森岡利行 
撮影:斎藤幸一 音楽:奥野淳士(←元ROUGE)
出演:黒川芽以 沢尻エリカ 美波 森絵梨佳 小松愛 浜田晃 野波麻帆 大塚寧々 勝村政信


 先日何年ぶり蟹、いや、何年ぶりかに(蟹食いたいなぁ)、おそらく12年ぶりくらいに大学時代の友人(正確に言うと先輩)に会う事が出来まして、色々話していくうちに映画の話とかになって、特に日本映画の隅々まで網羅している彼いわく「これ。いい。名作。しかも今が旬の人も出てるし」と勧められたのがこの「問題のない私たち」であった。

うーむ。確かに名作映画の仲間入りですね、コレは!
僕的には、内心それホントかなぁと半信半疑ではあったのですが、でも沢尻嬢と美波ちゃんの若かりし時代が見れるだけでもイイか、という浅はかな心で望んだのでしたが、ドラマの中盤にはすでにこの映画世界にグイグイと引き込まれていたのでした。

女子高校生のいじめにフォーカスをあてて描く学園ものではありますが、単なるイジメではなく、権力とは?弱者とは?強者とは?と、まるで戦国武将達の駆け引きのような世界がそこにあったりもしていち世界を築いています。それから「ごめんなさいとは?」という(大人社会、ひいては国際社会においても重要な)隠れたテーマが一番心にズンと来たりもしました。
(原作は牛田麻希さんのデビュー作で、執筆当時は現役の中学三年生だったというから驚き。偉い。別マで漫画にもなっているようです)

演者について。
やはり(青春ものは特に)役者が生きていてこそ説得力が生まれる。
主役の黒川さん(今年末ロードショーする「グミチョコレートパイン」はちょっと期待)もいいし、美波ちゃんのいじめられキャラもいいのですが、何といっても沢尻嬢の魅力がすさまじい。
今や世間ではあーでもないこーでもないとつべこべ言っている人だらけに囲まれている彼女ですが、Amazonのレビューでも色々書かれていますけど、この映画を見なければ話にならない、といっても過言ではないです。こんな事いってあおりたくはないけど、でも、彼女は生まれながらの女王であり、王女であり、番長であり、姉御であり、権力は自然と彼女の元に集まってもなんら不思議では無い事を鮮明に切り取った映像がこの映画。これぞ天性の才能と言わず何というのだろうか。
「パッチギ」で才能開花したと思っていた僕でしたが、それより前に撮ったコッチですでに全開です。まぁどっちも作品として見て損無しの名作と思いますが。いや、参りました。

 そんな生まれ持った才能を持て余していると映る昨今の彼女ではありますが、コントロールを誤ると単なる裏世界の番長、もしくは裸の王様になってしまいかねませんので、ぜひ周りの大人は甘やかさないようお願いしたいもの(こういうの老婆心っていうの?)です。(この人結構昔から嫌いじゃないんですけど。イカ天の審査員とかやってた頃もあったなぁ)

音楽活動もなぁ……。そこそこ売れたらしいですが。

問題のない私たち(wikipedia)
| Movie & Stage(Japanese Movie) | 04:36 | comments(0) | trackbacks(1) |

日本映画!「誰も知らない」

「誰も知らない - Nobody knows-」(2004) 監督:是枝裕和
 出演:柳楽優弥(兄)YOU(母)北浦愛(女子高生)etc...
 音楽:ゴンチチ
12歳の長男役を演じた柳楽優弥が2004年第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した話題作。やっと観れました。

1988年に実際に起きた「西巣鴨子供4人置き去り事件」をモチーフに映画化。母親の無責任な事情で、学校にも行かせてもらえず、部屋からの外出さえも禁じられている4人の兄妹達の生き様は、いったいここはどこの国なのか?と一見錯覚を起こしそうになるが、ここは確かに日本、「こんな事もごく当たり前のように起こりえる社会に日本はなったんです」といった悲しきメッセージを是枝監督は投げかけてくれます。

ドキュメンタリータッチといいつつも、積極的に映画の技法を取り入れていて、画面一つ一つに説得力があった。何度か登場する階段のシーンや、川べりを一人歩く長男の姿は印象的。設定にも物語にも無理するところは無く、じっくりじわじわと141分で描ききっていたように思う。じらされました。それでいて無駄なし。それぞれのキャラクターの誰かに比重おいて感情移入していたり、誰かを悪く描いたりしていないところが(それは当然の悪者である母親にさえも)、物語に客観性が持たせていて、映画に普遍性を与えていたように思う。胸を張って世界の人達に「こちらは良質の日本映画ですよ〜」と言える作品。

お、私、珍しく褒めています(笑)
かといって、是枝監督の最新作「花よりもなほ」を是が非でも劇場で観たい!という気にも中々ならないところが、何というか僕的には大きな問題な気もします。
ちなみに柳楽優弥最新作は「シュガー&スパイス〜風味絶佳〜」(原作:山田詠美)でフジテレビ映画らしい。今Official見てみたらいきなりOASISの曲がっ!(笑)。また安直にテーマソングに使われている気がしますが……、共演沢尻エリカでフジテレビ宣伝攻勢も合わせて、人は入りそうな勢いです。

それから、ゴンチチの音楽は控えめにハマっていたと思います。ドラマチックに盛り上がらない感じがさすがに良かったと思います。関係ありませんが、加藤登紀子のデビュー曲は「誰も誰も知らない」という曲らしいです(なかにし礼/中島安敏 1964年)。デビュー曲でいきなり「誰も知らない」とは中々やってくれますね。


そんなわけでたまには日本映画3連発ということで続けてみましたが、今みたいにまとまった時間でもないと中々観ようという気にもなれません。この作品は以外と面白い!新しい!というような映画をご存知でしたら、ぜひ教えて頂けると幸いです。ほんとはもっと日本映画も観たいわけなのです。
| Movie & Stage(Japanese Movie) | 00:35 | comments(0) | trackbacks(4) |

日本映画!「サヨナラColor」

昨日の「リンダリンダリンダ」に続き、
今回もある曲を題材にして同名のタイトルにした日本映画をDVD鑑賞。

「サヨナラcolor」(2004)
 監督:竹中直人
 脚本:馬場当 竹中直人
 出演:竹中直人/原田知世/段田安則/雅子/中島唱子/水田芙美子/内村光良/中島みゆき/忌野清志郎 more
 音楽:ハナレグミ/クラムボン/ナタリー・ワイズ

元はハナレグミ(永積タカシ)の元やっていたバンドSUPER BUTTER DOG"サヨナラcolor"という曲(2001/10リリース)に、竹中直人がインスパイアされて撮ったという事で、同名タイトルの映画。
そういうこと聞いてしまうと、やっぱりどこか期待して観てしまいます。一つの曲にインスパイアされて行動に出る事って、何だか(何だか知らないけど)嬉しい気分になるわけです。

感想……
なんだ、単なる竹中直人の完全妄想ご都合主義的映画じゃん!
とちょっと腹が立つ。
とりあえず僕が原田知世(患者)だったら、あんな医者(竹中直人)がいる病院で治療なんて受けたくはないと思うし、即刻病院変えたいと思うわけですが、何だかそういう登場人物の細かい描写が妙に不自然というか、いちいち気になってしまいました。患者的不安をまるで見せない原田知世は、世捨て人で自暴自棄になっているというわけでもなさそうで普通な人でありまして、その辺あまりにも正常ではないし(むしろ子宮がんなどではなく知覚障害患者などに設定した方がわりとすんなり行ったかもしれない、とか思う)、リアルさを求めるのはこの映画には筋違いではあるけれど、全体的にあまりにも現代の世の中からかけ離れた映画だったと思う。竹中直人的ファンタジーといえばそれまでなのかもしれないけれど。

竹中直人が変態でどこか欠けている人だということはあらためて良くわかったので、やはり彼は彼らしい常軌を逸した役柄などで(完全なるファンタジーの世界で!)自身のポテンシャルを最大限に発揮していただきたいと思いました。もったいないです……。映画を作るにしても、こんな他所行きのかしこまったものではなくて、もっと心の奥の塊をさらけだして作って欲しいです。そんなことを願わずにはいられない本当はわりと竹中直人が好きな僕なのです。

原田知世と竹中直人が最後の方で波打ち際で野ション(小便)する美しいシーンがあったりもするのですが、あそこを引きのショットでのみ撮るのはいただけません。もったいない!いや、もしかしたら別カットも撮っていたかもしれない。でもいざ編集の時に「あぁ!あなたにはやっぱりそんな事はさせられないっ」と原田知世に遠慮してしまったのでしょうか。何にせよもう少し工夫がほしかった気もします。きっと竹中監督としても悔いが残るシーンでだろうと想像。

ただ良かった場面が一つだけありまして。忌野清志郎が司会役で出演する同窓会のシーンはすごくよかったです。あそこだけやけにリアルな別次元の良い空気がみれて、とても面白かった。何だったんだろうアレは。おそらく監督としても予定外の嬉しい誤算だったのではないか。清志郎氏も良かったのですが、久世光彦(先生役)が出演&やけにカッコイイ演技をしていたからでしょうか(松田優作ばりのセクシー)、2006年3月に急逝した巨匠の力がなにがしか他の出演者に影響を及ぼしていたのではないか……ということは考えすぎでしょうか……。あのシーンに関して何かエピソードがあれば知りたいところです。不思議なシーン。魔法のシーン。……合掌。

そんなわけで、色んな人達(特にミュージシャン)がゲストでチラリ出演しているので、そういう楽しみ方はありますけど、僕的にはとてもサムイ映画ではありました。もっと普遍的な名作映画になれる要素は多くあったと思うだけに、残念です。あ、段田安則だけはスタイリスト(ダメな男)役を素敵に演じていたことを、最後に付け加えておきます。(段田安則ファンならば必見)

あと最後に、エンドロールで流れる「サヨナラCOLOR feat.忌野清志郎」はとても良かった。名曲ですね。しかし悲しい事に、映画は曲に負けているし、曲そのものの方が映画より何倍も素晴らしいものを描いている……と思いました。

 ♪サヨナラから はじまる事が たくさん あるんだよ

と歌うこの曲はYouTubeでPV見れますのでどうぞご覧下さい。
「サヨナラcolor / Super Butter Dog」(YouTube動画)


音楽絡みではこれ関連でライヴもやった(サヨナラCOLOR〜映画のための音楽会〜2005/8/8 於SHIBUYA-AX)ようですし、高野寛の日記でも素敵な集合写真(いいなー)もあったりと、よい収穫はあったのかな〜と想像できるだけに、映画自体の価値ももっと引き上げられたのではないか、もっと多くの人が感動できる作品に仕上がったのではないかと、まるで自分の事のように勝手に残念がってしまう気にさせる映画でした。いったいなんなんだろう!


p.s.
先日、忌野清志郎がオフィシャルサイトにて喉頭癌であることを公表したニュースがあり、FUJI ROCKもキャンセルされていました。歌い手にとっては非常に大事な体の場所なので、初期の段階とはいえ誰もが不安なことだとは思いますが、治療を頑張って欲しいと思います。

p.s.2
なぁ前ちゃん。君はどう思っている?

| Movie & Stage(Japanese Movie) | 04:58 | comments(4) | trackbacks(3) |

日本映画3連発!「リンダリンダリンダ」

先日の韓国映画3連発!に続いて、今回は日本映画を3夜連続でDVD鑑賞です!


「リンダリンダリンダ」(2005)
 監督:山下敦弘
 出演:ぺ・ドゥナ(vo)/前田亜季(dr)/香椎由宇(g,cho)/関根史織(B-Base Ball Bear)/山崎優子(me-ism)/湯川潮音/甲本雅裕

 こちらは前々から見たかった作品。だって松本隆が泣いたとかいうし、ブルーハーツコピーバンドの話だというし、韓国の人気急上昇中の個性派女優ペドゥナが出ているということもあるし、湯川潮音も出てるとかいうし、音楽はJames Ihaが何曲か作曲しているというし、単なるはやりの学園物……スウィングガールズ(最低!)とか、ウォーターボーイズ(どうでもいい!)とか……ではない、一応若手個性派監督の山下敦弘作品ということで、期待していたのですが…………ちょっと……期待し過ぎてしまったかしら……。

オープニングから2番目のシーン、香椎由宇が校内を歩いていく姿をワンショット長回しで撮ったところは、「おぉ!これはいける!(ドキドキ)」と大いに期待を膨らませたのですが、中盤以降はまったーりしてきて、間が多い演出は意図したものだとは思いますけど、やりすぎというか、一体何を描きたいのかがまったくわからなくなってきてしまった印象。監督の演出意図と彼女達の演技(と呼べるものかどうかは疑問)がかみ合っていなかった様にも思うし、体力と集中力が無くなっていったのではないか、と想像。やっぱり映画は体力があってなんぼなのかしら、サッカー日本代表がラスト10分で足が止まり逆転されてしまうように、最後までしっかり集中して走りきることって、物作りには大事ですよね。あと、あと、ペドゥナが一人で演技するところが多くて残念、もっと皆と絡んで欲しかったです。もったいない!

ラストに「終わらない歌」「リンダリンダ」「僕の右手」(渋すぎ女子高生選曲)の生演奏シーンがあるわけですが、ペドゥナのVo(結構声に伸びがあってGood)と香椎由宇のChoはイイ感じではあるけど、映画としては唐突すぎでは!うーん、サントラは魅惑的だけど!もしくは劇中バンド"パーランマウム"のCDも発売されております(気になる!)。

あと音楽の話。
物語中、学園祭の出演時間に彼女達のバンドが大遅刻をしてしまうのですが、そのステージの場つなぎで湯川潮音が登場して歌うんですけど(女子高生姿が怪しげ)、やけにビューティボイスのトラディッショナルソングを披露、しかも2曲歌うんですが2曲目が「風来坊」(はっぴいえんど/細野晴臣)ですよ、あり得ないって女子高生がそげな歌!(笑)まぁそういう女子高生ももちろんいるでしょうけど、何の前振りもないですからね。確実に浮いていたかと……。
James Ihaもあんまり「おーJames!」というようなものは見受けられませんでした。

ベーシスト役の関根史織はBase Ball Bearというバンドのメンバーらしいですが、すいません、バンド良く知りません。最近デビューしたようです。地味役でしたが、あんまり印象に残りませんでした。
それより映画ではまったく気にならなかったが、今調べていて猛烈に気になってしまうのが、山崎優子(me-ism)の方だ(劇中ではアコギを屋上で弾く風来坊役)。彼女のバンドme-ismのサイトを見ると下着姿で歌う写真とか、あやしげなバンドメンバーとか、プロフィール欄はかなり笑わせていただきました。運命があるのなら今後ライヴを見る事もあるのかもしれない……。

ま、こちらでスゲーこの映画にマニアックに語っているページを見つけたのですが(個人的には面白かったです)、きっとやっぱり女子高生達のキャラがもっと風変わりというか、もっと思い切って日常を逸脱したような脱力&ダメキャラになっていたら、"間"みたいなものも生きたし、良かったんじゃないかーと思いました。(まぁそれもきっとやりすぎるとあざとくなってしまうのでしょうけど。映画「ゴーストワールド」みたいな感じが狙いなのではないかなぁ)元は商業映画の企画だったということもあったようですし、中途半端感が残り過ぎてしまったような気がしました。残念。

こんなように音楽にはこだわりが見えるし、女の子キャラについてとか、あーだこーだと後から突っ込んでいけるのが、この映画のいいところでしょうか。僕はちょっとネガティブに書きましたけど、2005年のTOP5とかに挙げる人もいたとかいうし、物議や議論するにはいい映画かもしれませんね!

どうでもいいですが、ブルーハーツをCMとか最近やたら使われてますけど、作り手が恐らく同年代だからだとは思うのですが、たいがいにおいて安直で困ります。でも、そういうのがきっかけになる場合もあるし一概に悪い事だとは言えなかったりするから、音楽を正しく売るって事は難しいと思う今日この頃です。



※長くなったので他の2本は別ページに書こうと思いました……
| Movie & Stage(Japanese Movie) | 00:52 | comments(0) | trackbacks(3) |

韓国映画3連発!

観たかった韓国映画の3夜連夜DVD上映とさせていただきました。
韓国映画……だいたい5年前に、これほど日本の映画館、ビデオショップを韓国の映画で占拠されてしまうとは誰が想像したであろう。冬ソナはじめTVドラマの流入ぶりもすごいけど、映画も国を挙げて製作や輸出に助成しているという話だから、ある意味で彼らのプラン通り、才能とお金をうまく使った成果といえるのだろう。

今まで観た韓国映画の中で(それほど観てるってわけでは無いんですけど)僕的No.1は「殺人の追憶」(2003)。圧倒的な物語の構築感が黒沢明的とでもいうか、演技力と脚本の練り込まれ感に迫力と緻密さがあって、息つく暇が無い上質のミステリ映画でした。そんな事を思うのは皆同じで、こんな「天国と地獄」のリメイクをオファーしたなんていうニュースもどうかと思うけど(浅はかな日本人像が浮かび上がります)。そんなポン・ジュノ監督(1969年生)のまずはデビュー作を1本目に上映。


「ほえる犬は噛まない」(2000)
 原題は韓国語で「フランダースの犬」です。どうやら特に意味はないようです。主人公の女の子が劇中で曲を口ずさむシーンがあるというだけのようで、Ending曲では韓国ロックバンドがリアレンジしてパンク調に歌ってましたが曲はいまいちだったかな。日本映画の「リンダリンダリンダ」にも出演している女優ペ・ドゥナが出ているという事でも、非常に気になっていたコメディ映画でした。

 映画の方は、まぁまぁ、なかなか、脱力系異色コメディとして最後まで楽しめました。ただ、「殺人の追憶」でのポン・ジュノ監督に期待すると肩透かしを食らうかも。はい、スカしまくってますから。スカしのセンスでのみ突出しているといえます。韓国団地生活事情を垣間見るにはいいかもしれません。終盤の、団地の屋上を陣取る全身黄色カッパを着た応援団……みたいな妄想シーンは素敵でした。

 最新作は「グエムル-漢江の怪物-」で9月より日本公開予定。怪獣ものらしい!(思い切ったことしますね)
[日本語Official HP]


「サマリア」(2004)
 キム・ギドク監督(1960生)。第54回ベルリン国際映画祭「銀熊賞」受賞。
 援助交際をテーマにしている作品ということで、庵野秀明「ラブ&ポップ」(1998)、原田眞人の『バウンスkoGALS』(1997)など思い返されて、女子高生売春みたいなのも妙に懐かしい(古ぼけた)気がしてしまうのはいけないことかしら。

(上記2作品はどっちもいい映画だったと思うけど、バウンス〜はかなりいい作品と当時思った。原田監督の「Kamikaze Taxi」も日本映画史に残る良品なのにいまだDVD発売も無いし、監督もその後はやりたいもの撮ってない感じだし残念ではあります。Kamikaze〜はブレイク前の役所広司と男闘呼組の高橋和也(コレ見て評価超UP)と片岡礼子の芝居は最高です。日本のロードムービー傑作といえる。……話がずれてきたので元に戻します)

映像はまさに監督自身"奇才"と表現されるだけあって、鮮やかな色を効果的に使ったり、ショッキングな構図を多用したり、元々絵描きであっただけの繊細さ大胆さが伺える。元々……といえば、キム・ギドク氏自身も初めから映像監督を目指していたわけではなく、30才を越えて急に映像作家に転身するに至ったという経歴も興味深いかも(詳細は上記監督名のリンクで)。

ストーリーは幾度か「え〜!」という展開もあったけど、映像の美しさでひっぱる系でしょうか。二人の女子高生、ヨジン役のカク・チミン(真面目な方)とジェヨン役のソ・ミンジョン(援助してる方)の儚い理解不能な美しさを堪能。個人的にはジョヨンが途中(しかもわりと序盤)から画面上よりいなくなってしまうのはまさに「え〜!」っという展開で、かなりブーイングでしたのでやや減点したい。健全な青少女にはあんまりお勧めできないし理解できないんじゃないかとも思う。やっぱり男視点から書いていると思うし、こういう題材の難しさもある。いや逆か。少女は少女の事を共感し、オジサン(父)はただ恐れおののきフタをするのみ。母の不在が気になる。そういった構図は韓国社会を捉えている問題なのだろうか?
 正直映画の完成度として「銀熊賞」(監督賞)はどうかと思うけれど、期待値と話題作りを加味してといったところでしょうか。不器用ながら作り手の気持ちは伝わってきます。

キム・ギドク最新作「弓」はもっと耽美映像満載のご様子。ジェヨン役のソ・ミンジョンは今は改名してハン・ヨルムという名で主演に抜擢されている(やはり皆この女優が好きなのだ)。耽美系は正直苦手ではあるけど見てみたいところです。
[日本語Official HP]



「オールドボーイ」(2003) 
パク・チャヌク監督(1963生)。原作は土屋ガロン作,峰岸信明画の漫画(1997年/双葉社)。
超話題作だったのに見逃していました。第57回カンヌ国際映画祭にてグランプリ受賞。
パク・チャヌク監督は典型的な王道映画監督型で「JSA」なども監督、最新作「親切なクムジャさん」も大ヒットし、誰もが認める韓国スター監督。

期待にそぐわぬ見事な映画、映像でした。ジャン=ピエール・ジュネの「アメリ」(2001)や一連のタランティーノ映画や、はたまた「マトリックス」でも見られるような、最近の映画のトレンドをふんだんに取り込んだテンポの良いカット割りがまだまだ斬新な印象を受けます。マンガをベースにした思い切った画面構成と編集、そして過激バイオレンス描写、最近だと「シン・シティ」(ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー監督/2005)も同系でしょうかね。しかしこういう映画が日本から出てこないのは何故だろう、マンガ大国なのに。(いや、僕が知らないだけかも知れないけど)

自分の舌をハサミで切ったり、腕がもげたり、血がドバッと出たり、これまた青少女にはなかなかお勧めできない映画ではありましたけど、主演のオ・デス役のチェ・ミンシクと娘ミド役のカン・ヘジョンのコンビは、古くからある"オジサンと少女"という魅惑的で微妙な関係をスクリーン一杯に表現していた。脚本も"謎"の部分を巧みに引っ張り、最期まで飽きさせない展開は見事でした。ラストの方はちょっとくどかったけど、グランプリ当然の世界標準な作品ですね。素晴らしい。

原作の土屋ガロン氏は元は狩撫麻礼(カリブ マーレイ)という名で「ボーダー」という漫画作品をアクションで書いていた(原作。画はたなか亜希夫)。僕が高校生だった頃、この漫画をまるでバイブルのように何度も何度も読んでいた事を思い出します。劇中(たしか10巻ぐらいだったか)、主人公の蜂須賀という無職男(アウトロー=ボーダー)がタクシーの中で流れてきたブルーハーツの曲に触発され、ついには東京ドームでウェイラーズをバックに従えて一夜限りのLiveを無名の男が一人でやる……なんていう感動的な場面もありました。ブルーハーツの面々が実際に漫画の中に登場してきたので、一部では(宝島界隈とか(笑))ではかなり話題になっていた気もします。実家に全巻あるのですぐには読めないけど、もう一度読みたい名作漫画。元版は絶版だけれど、数年前にデラックス版で再発したみたいです。

「オールドボーイ」の漫画も読んでないので、読もう。
漫画喫茶にでも久々に行こうかな(最近全然行ってませんでした)。
なんだ、韓国映画は漫画喫茶への誘いとなるわけなのね。ふむー。

[オールドボーイ日本語Official HP]



ここまで書いてきてハッとしてしまった。よくよく考えると、3作ともオジサンと少女(娘)の物語であった。これは韓国が、韓国という国自体が意識している問題なのか(比喩として)、単なる僕の個人的なセレクションなのか(無意識レベルの)、その辺は持ち越しで考えてみたいところです。

※作品名のリンク先は「輝国山人」さんの韓国映画データベースサイトを参照させていただきました。
| Movie & Stage(Japanese Movie) | 21:25 | comments(2) | trackbacks(1) |
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